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「IT講習」のためのホームページ

2001年10月15日 OPEN

公民館長のbunbunが提供する「IT講習」のためのホームページです。

デジタルカメラを買いたい
 最近のデジタルカメラ(デジカメと略すことがある)は機種が多様になり,高級な撮影精度のものが出る一方で、価格的に手の出しやすいものも増えてきています。その価格差が10倍以上に達しているので,どんなものを購入すればいいのかがわかりにくくなっています。また,デジカメを買って何をするか?というと考えてしまいます。そこで今回はデジカメの特徴や使い道について考えてみたいと思います。
静止画を撮るカメラ
●今までのカメラ
 シャッターボタンを押すと、一瞬レンズの奥のシャッターが開き、フィルムに画像が記録されます。目に見えるようにするには、現像が必要でした。白黒のフィルムの時代に銀の化合物を使っているため銀塩カメラと呼んでデジタルカメラと区別することがあります。フィルムのままではネガですので、焼き付け、引き伸ばしの作業を経て普通の写真になります。
●デジタルカメラって?
 フィルムの部分が電子部品(撮像素子)でできており,画像がデジタルデータで記録されるカメラです。デジタルデータですから,フロッピィなどに保存できます。また,メールやインターネットでそのまま使えます。最初からデジタルで処理されるために,自動化された部分が多くあります。つまり,銀塩カメラとはクセを持っています。撮影した後のデータの使い方は様々な方法が考えられます。

 

デジタルカメラを使うメリット
●撮影に成功した写真だけを保存できる
 デジカメは撮影した画像を記憶用のメディアに保存して使用します。 フィルムを使用するのと違い写真をデータとして扱うので、複製や削除が簡単にできます。さらにほとんどのデジカメには液晶カラーディスプレイがついているので,撮影した画像をその場で確認し気に入らなければ削除したり撮り直したりできます。つまり、念のためにもう一枚ということがなくなるのです。室内などで,テレビやパソコンがあれば大きな画面で簡単に撮影結果を確認することができます。
●フィルム代が必要ない
 デジカメは書き換え可能なメディアを使うため,画像データをパソコンに移動してしまえば、再び同じメディアを使うことができます。つまり、フィルム部分を半永久的に繰り返し使うことができると言うことです。
●撮影した画像の修正が可能
 デジカメで撮影した画像はパソコンを利用する事によって簡単に加工することができます。多少の撮影ミスであれば、後から修正することができると言うことです。

 

デジタルカメラのデメリット
●初期投資が高額
 デジカメはランニングコストでは普通のカメラより安くなりますが、その分,初期費用が割高です。カメラ本体以外に、記憶用メディア、充電用電池、パソコン接続用キットなど、本体以外に1万円以上の初期投資が必要になります。
●大量の写真を撮るとることが難しい
 旅行などで100枚以上の写真を撮りたい場合、フィルムであればその枚数分のフィルムを持って行けばOKです。しかし、デジカメではそう簡単にいきません。 何百枚分のメディアを購入するには何万円も費用がかかってしまいます。旅行先にパソコンを持って行きデータを保存でもしない限り、大量の写真を撮ることは難しいと思います。費用が許すならば大容量のメディアを購入すると小さな荷物で済ませることが出来るので便利です。
●バッテリーの持続時間が短い
 普通のカメラと違ってほとんどの作業を電気で行うデジカメには力のある電源が必要です。さらに液晶ディスプレイがかなり電力を使用します。液晶ディスプレイを使った撮影は電池では30〜1時間程度の場合があります。予備の電池を持つ必要があります。デジタルカメラを持ち歩きながら観光地巡りをする時には注意をしたいことです。
 力のある電源が必要なので,多くの場合は電流を多く取れる規格の充電式電池を使用しています。比較的パワーのあるアルカリ乾電池を代わりに入れると,思ったほど撮影できないことが多いです。高級なデジカメほど充電器や予備電池,電源アダプタが必須と考えるといいでしょう。

 

デジタルカメラの使用目的を考える
●ホームページの材料を作る
 デジカメで撮影した画像はフィルムで撮影した画像と比べ決してきれいとはいえません。家庭用ビデオカメラのレンズを流用したものが多く,高画質のデジカメでも銀塩写真のカメラのレンズに比べると劣ります。また,デジタルで自動的に露出を補正するために思ったほど効果が出ない場合があるためです。
 しかし,撮影後の画像は手軽にパソコンに取り込むことができます。つまり、即時性がホームページや電子メール、ネットオークションなど、パソコンの中で使うには適しているということです。撮影したその場で画像を確認することや,取り込んで加工する手軽さは銀塩カメラでは無理です。
●撮影した画像を印刷する
 撮影した画像はプリンタや専門のお店などで印刷することができます。インク代や紙代を考えるとデジタル写真を印刷する方が高くつく場合がありますが、必要な写真だけを,必要な大きさで印刷する事を考えれば、コスト面では効率がいいと言えます。お店でプリントを注文するとまだ高額ですが,必要な写真だけプリントしてもらうといいでしょう。今後需給バランスが変わってくるとコストダウンしてくると思います。
●撮影した画像を簡単に加工して楽しむ
 撮影した画像はレタッチソフトを使って簡単に加工することができます。少々の撮影ミスであれば修正する事も可能です。写真をもとにスケッチ風や油絵風の絵に簡単に変えることもできます。写真の合成や特殊効果など 普通の写真ではできない写真の新たな楽しみ方が体験できるはずです。例えば,写真の背景を取りかえると,行ったことのない所へ出かけた記念写真も作ることができます。

 

デジタルカメラを買いたい
●性能
 第一に画素数で分けられます。それによって値段が大きく違います。そして用途が違ってきます。
 画素とは,フィルムに相当する部分の電子部品の性能です。価格の安いものは10万,30万画素から上は400万画素以上まであります。
 パソコンの画面の大きさをピクセルとかドットいう単位表現します。普通のノートパソコンで800×600,高級なディスプレイで1280×960でしょう。画素数に直すと800幅のディスプレイは48万画素,1280幅のディスプレイは123万画素にあたります。つまり,200万画素の写真はディスプレイに表示しきれないことになります。
 デジカメで撮影して,そのままメールにつけて送るのなら,200万画素のカメラなら受け取った人は写真の一部分しか見られないことになってしまいます。適当な大きさに直す必要が出て来ます。メールやホームページに使うのなら,35万画素程度が丁度いい大きさで,欲張っても100万画素程度で十分ということは分かりますでしょうか。
 紙に作品としてプリントするならば,話は別になります。35万画素程度のデジカメはサービスサイズが精一杯です。それ以上大きくすると1ピクセルを拡大した正方形がみえるようになってきます。200万画素で四つ切サイズくらいまで伸ばすことができます。不必要な部分をトリミングするならもっと画素数の大きなカメラがほしくなるのはわかりますね。
 以上のように,用途によってカメラの格を決めることです。そして,画像の閲覧やファイルの整理と,簡単な画像処理のできるソフトがほしくなります。
●画像の大きさを実感してみましょう (クリックするとその大きさで表示します)
 こちらが1600×1200の写真です。(125KB)200万画素のカメラで撮ってそのまま使うとこんな大きさになります。インターネットでは時間がかかるので,画質を犠牲にして強く圧縮してあります。大きさを実感してもらうための写真です。(クリックするとその大きさで表示します)
 こちらが640×480の写真です。(45KB)35万画素で撮りきり相当の大きさです。メールならこの大きさで十分に大きいというのが実感してもらえると思います。(クリックするとその大きさで表示します)
 こちらが320×240の写真です。(34KB)10万画素のカメラの撮りきり相当の大きさです。標準の圧縮状態で使っています。この程度のカメラはレンズもよくないことが多いので,鮮明には写らないことが多いですが,ホームページに載せるにはちょうどいい大きさでしょう。
 以上,3点はディスプレイで見る時の話で,印刷するのなら画素数の多いほうがきれいです。
●ズーム機能
 光学的には,ズームレンズのついたものと,ついていないものに分けられます。多く売られているデジカメはレンズ交換ができませんので,ズームはついている方が便利ですが,値段は高くなります。
 非常に高価な一眼レフのデジカメはレンズ交換が出来ますが,主に業務用です。
 カタログで騙されやすいのは,デジタルズームというのがあります。デジタルで中心部分だけを記録するという処理のことをさします。これはあとで画像処理でもできる内容です。
●ビデオ兼用
 ビデオカメラで静止画の撮れるものがあります。一台でビデオカメラにもデジタルカメラにもなる点ではいいでしょう。難点は,使用方法が複雑になってしまうことでしょう。
●連続撮影
 デジカメは,一度シャッターを切ると次の撮影までちょっと時間が必要です。画像を処理して媒体に記録するのに2〜3秒程度の時間が必要です。連続してシャッターを切れないと思っておくといいでしょう。スポーツなどで連続して撮影したいために動画の撮影が可能なデジカメがあるのはこの理由によるのです。
●価格帯
 安いものは,8000円程度からあります。主に,トミー,タカラ,バンダイなどおもちゃメーカーが発売していますが,ホームページ素材やメールに添える画像なら十分に使えます。ちょっとボケているところもホームページ素材向きと言えます。ただ,撮ったらすぐにパソコンに取り込むような使い方が向いています。ボディもプラスチック製で,腕時計の形のものまであります。
 1万円台のものになると,媒体の交換できるものがあります。5万円程度で高級クラスの機種になります。

 

周辺機器
●撮影枚数
 撮影枚数は,特に廉価型以外は,記録媒体を別に購入しますから,記録媒体の容量によって撮影枚数は変わって来ます。廉価なデジカメは本体に装備した記憶媒体を取り外せないものが多いです。また,電池交換によって,記憶データが消去されるものがありますので,極端に安価なもので旧型のものは注意が必要です。
 640×480(35万画素)の画像で圧縮記録するとおよそ100KB程度ですので,1MBで10枚は記録できます。1600×1200(200万画素)の画像を圧縮記録するとおよそ600KB程度ですので,2MBで3枚記録できると,換算するといいでしょう。カメラメーカーによって圧縮の度合いが違いますのでこれはおよその目安です。
ピクセル数 画素数 32MB 64MB 128MB
640×480 35万 360枚 720枚 1400枚
1280×960 100万 100枚 200枚 400枚
1600×1200 200万 50枚 100枚 200枚
2400×1800 400万 35枚 70枚 140枚
カメラによっては大容量の素子に対応していない場合があります。
枚数はおよその目安です。メーカーによって、撮影する画像によって変わります。
●記録媒体の種類
 4種程度が出まわっています。スマートメディア,コンパクトフラッシュ,メモリースティック,SDカードなどと呼ばれています。メーカーによって使用する媒体が違います。同じ種類の媒体であれば基本的にどのメーカーでも使用できます。
 容量は8,16,24,32,48,64,128など多種に渡ります。容量が大きいほど価格は高くなります。媒体の形式によって最大容量は違いがあります。

スマートメディア

コンパクトフラッシュ
●接続方法
 媒体の取り外せる型の場合は,取り外してパソコンにコピーする方法が楽です。ノートパソコンならアダプタを介してカードスロットに直接差し込むことができます。デスクトップパソコンやノートパソコンではUSB接続の「リーダー」という外付けの機器を接続して取り込むことができます。
 媒体を取り外せないものは,そのカメラ専用の接続キットが必要です。最近はUSB接続のものが多いです。接続方法を確認して購入しましょう。古いパソコンの場合はUSB端子のない場合がありますので自分のパソコンの規格を確認しておきましょう。USBではなく旧型のCOMポートを使用するキットもあります。
 カードリーダーやアダプタは読み出しだけでなく、書き込みも出来ます。書き込みの遅いフロッピィに替わる使い方も、加工した写真の書き出しも出来ます。

コンパクトフラッシュアダプタ、スマートメディアアダプタ、スマートメディアリーダー

 

スキャナという選択肢も
●銀塩写真のデジタル化
 デジタルカメラでなくても,写真のデジタル処理ができます。
 その一つは,プリントした写真をスキャナで読み取る方法です。キャビネサイズ程度の紙焼きならば高級なデジカメ程度のデジタルデータにすることができます。
 もう一つは,ネガフィルムをフィルムスキャナで読み取ることです。ランニングコストと時間を考えずにデジタル処理をするなら,スキャナを利用するのも一つの方法です。
 また,DPE屋さんで,現像時にCDにしてほしいと注文すると,デジタルデータにしてくれる有料サービスもあります。同時プリントと同じで全コマ,デジタル化してくれます。1枚のCDに数本のフィルムを納めることができますので,旅行の記録などまとめて出す時にはいいかと思います。
●スキャナの他の用途
 スキャナがあれば,写真だけでなく他の用途も広がります。手で描いた絵を読み込むことが簡単に出来ます。OCRというソフトを使うと,印刷物を読み取らせて文字データに直すことが出来ます。保存していた文書がなくなっても,印刷したものから復活させることだってできるのです。スキャナ自体は,2万円程度で買い足せるものです。

 

整理方法を考えておこう
●パソコンの中での整理方法
 媒体からパソコンに取り込むときに,どこへコピーするかが整理の第一段階です。その例を紹介します。
「マイコンピュータ」の中に「MyPicture」や「photo」などと名前を付けたフォルダを作り,その中へ「011015」といった日付のフォルダを作ると日付ごとに整理できます。これとは別に「作品集」として作品分野別のフォルダを作るといいでしょう。事情が許すならば,日付のフォルダのデータはオリジナルのまま置いておくといいです。この時にうまく写っていない写真は削除してしまうのが整理のコツです。
●プリントしたい
 写真は紙にプリントされてこそ写真と思えます。紙に印刷したいときはWordなどのアプリケーションに画像として貼りつけていんさつするといいでしょう。
 プリンタは,写真画質のもので,用紙も写真用のツヤのある用紙で,印刷時に高画質の用紙設定をすると写真と変わらぬ出来あがりで印刷できます。
 プリンタを使わずにプリントする方法もあります。このごろはDPE屋(写真屋)さんでデジカメのデータもプリントしてくれます。銀塩写真とちがって色合いなどの調整はたのむことはできません。最近はメモリカードを差し込んで自分でプリントする機械を置いているところもあります。
 以上,デジカメについて説明してきましたが,まず,用途をはっきりさせることでしょう。
 大きく分けると,メールやホームページなどディスプレイで見ることを重点にするのか,加工して紙にプリントして使うのかの二つの方向になるでしょう。両方ともという場合は,紙にプリントできるクラスの高級機で,撮影時にピクセル数の小さい撮影に切りかえることもできます。ピクセル数の大きいまま撮影して,メールやホームページ用に専用ソフトで,サイズや圧縮率を変更する作業をする方法もあります。。