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インターネットサービスプロバイダの選び方

2001年9月17日 OPEN
2001年12月23日 更 新
公民館長のbunbunが提供する「IT講習」のためのホームページです。

インターネット接続方法のいろいろ

 インターネットに接続するには
 まず、接続業者(プロバイダ)のお世話になります。インターネットに接続しているコンピュータ(サーバー)の一部を借りて、インターネットの世界に出入りさせてもらうのです。この契約には「プロバイダ(インターネット接続)料」が必要です。
 接続料の料金体系は従量制と定額制があります。
 接続業者は大きく2種に別れます。自宅から接続業者までの回線を持っている業者と、そうではない業者です。回線を持っているのは、ケーブルテレビ、有線放送、電力系のプロバイダです。回線が自前ですから、後で述べる通話料は不要です。回線を持っていない業者のほとんどは電話回線を利用します。
 2001年12月現在では、ケーブルテレビか、西宮に接続先の電話番号を持つプロバイダの中から選択することになります。


 つぎにプロバイダまでの回線接続方法です。
 電話回線を利用する接続業者を選んだ場合は、プロバイダまでの通話(回線使用)料が別に必要です。「こみこみ」コースなど電話料金込みで設定しているところもあります。
 接続方法は、
(1) 電話とパソコンを切り替えて電話回線を使う「ダイヤルアップモデム」タイプ (インターネット中は電話が使えなくなります)
(2) デジタル回線に機器を介して電話とパソコンを接続する「ISDN」タイプ。(インターネット中に電話が使用できます)
  そのつどダイヤルして通話料の派生するダイヤルアップルータータイプと、常時接続(通話料は定額)のフレッツISDNがあります。
(3) アナログ回線に機器を介して電話とパソコンを接続するADSLタイプ。これはダイヤルをせず、常時接続だけですので通話料は定額です。電話とパソコンの使用する周波数が違うのでインターネット中でも電話が使用できます。)
  接続業者によって通信速度の違いがありますが、上二つより理論上20倍以上高速な回線です。
 利用する程度によりますが、メールだけなら月4時間電話代込み1000円程度のコース、インターネットを大いに楽しむならADSLやケーブルテレビの常時接続の月5000円程度のコースをオススメします。

 芦屋市は市内のほとんどが電話局(宮川町)から2km以内ですのでADSLが可能です。局からの距離によって性能が落ちます。
 南芦屋浜は、途中の回線が光収容のためADSL回線が使用できません。高速回線ならケーブルテレビになります。
 奥山、奥池地区ではADSLは距離的に難しくなります。

 以前は電話で接続する方法が一般的でした。最近は接続方法が多様化して選択肢が多くなりました。

接続方法

○ダイヤルアップ…モデムを使って普通の電話線を使ってプロバイダに接続します。接続のたびにパソコンがダイヤルし,つないでくれます。スピードは56KBですが,普通は5KB前後の実効速度です。
 電話とインターネットで同じ回線を使いますので,電話かインターネットのどちらかしか使用できません。かかってきた電話は話中になります。キャッチホンはインターネット接続を切ってしまいます。
 プロバイダとの契約は,月1時間の契約からできます。普通は別途電話の通話料が発生します。接続業者(プロバイダ)によって通話料金を含むもの,含まないものがあります。
 プロバイダによって接続先の電話番号が違います。全国に接続ポイント(アクセスポイントと言います)がある業者,ある地域に限定されている業者などさまざまです。通話料業者負担で東京だけにアクセスポイントを持っている所もあります。全国へ出張の多い人ならダイヤル先を変更しなくてよいので便利です。

○ISDN回線…通常の電話回線を家庭と電話局の間をデジタルで送受信する方式です。局内と家庭でデジタル化の工事が必要です。デジタル化によって通常の電話の2回線分として使用できます。速度は64KB。
 2回線分を使用しますので,インターネット中でも電話が使えます。電話の音声もデジタルに変換して電話局に送ってるんですね。そういえば、ケータイ電話の声って変に聞こえるのはデジタル化して電波で送るからなんでしょうね。身の回りに知らずにデジタルに触れているって実感しますね。
 パソコンからダイヤルするので、別途通話料金が発生します。常時接続で通話料金が定額のフレッツISDNという方法もあります。

○無線電話…携帯電話,PHSでもインターネットが出来ます。携帯電話はデータ送信の速度が遅いため常時使用する方法としては推奨できないです。PHSならばISDNとほぼ同じ速度で通信します。PHSのカード(パソコンに装着する)を使用すると,電池や充電不要で便利です。最近、新しい規格の無線カードも出ているようです。
 ただし,いずれにしても通話料は固定電話に比較すると高くなります。移動しながらノートパソコンを使ってインターネットで連絡を取る人向きでしょう。通話料もこなれてきて月6000円程度の定額にしているところもあります。

ブロードバンド
○ADSL…アナログ回線を使ってインターネットをする方式です。パソコンの通信の周波数を電話音声より高い周波数を使用します。局内と家庭で電話とインターネットに分波する機器の設置が必要です。速度は1.5MB〜8MB。通信相手によりますがダイヤルアップの一桁上の速度が出ます。
 常時接続されている方式ですのでダイヤルしません。いくら使っても通話料は発生しません。電話の使用中でもインターネットができます。
 ADSLの「A」は、非対称という意味。つまり、上りは128KB、下りは1500KBと速度が非対称です。もちろん対称のDSLもあります。
 常時接続ですので,プロバイダとの契約は時間無制限の契約になります。NTTに支払う回線使用料は定額(電話共用の場合は187円)です。電話局からの距離,周辺の回線の状況、途中に光ケーブルが入るなどの回線の品質、マンション内の配線状況等によって接続出来ない場合があります。(事前に調査をしてくれます)
 電話とADSLの分配機(スプリッタ)、モデム、ルータといった機器を通してパソコンに接続します。パソコン1台しか接続できないUSB接続もあります。

 すでにISDNで接続している場合は,一度アナログ回線に戻す必要があります。そのためでしょうか,電話兼用ではなく,別途新しく回線を設置するタイプ2という方法もあります。タイプ2はADSL専用回線で、いわば電話番号のない電話線です。ISDNからアナログに戻すときに、番号変更をしなければならないことがあるからです。
 YahooBBというADSLが3000円を切った値段での接続を発表してから、大手プロバイダも価格設定を下げて競争をはじめました。1980円とうたっているプロバイダもありますが、期間限定の1000円割引とマイラインとの組み合わせで300円割り引いた値段で、その他にNTTの回線使用料がかかりますので、実際は3500円程度になります。政府のe−JAPAN戦略とあいまって今後一気にひろがる気配です。また、1.5MBの速度が8MBに広げられて品質の競争も始まりました。
 ADSLの利点は、「高速大容量通信」よりも、回線料と接続料のインターネット料金が定額で利用状況に左右されない点にあると言えるかもしれません。

○ケーブルテレビ…以上の電話線でインターネットに接続する方式とは違って,ケーブルテレビのアンテナ線を使ってインターネットに接続する方法です。
 常時接続で下り最大1〜10MBの常時接続のブロードバンドです。上りは128KB〜256KB。テレビのアンテナ線から分配して、パソコンに接続するためのアダプタ(モデム、ルータ)を通して、パソコンに接続します。
 電話線による接続と違って,出先や公衆電話でインターネットに接続することはできないのが不便な点です。ダイヤルをしませんから,国際電話に接続する,ダイヤルQ2に繋ぐあぶないプログラムは動作しませんので安心です。

○光ファイバー…まだサービス提供されていません。
 ブロードバンドよりもひと桁上の速度で通信出来る方式です。今までの金属の線ではなく,光ファイバーを設置する工事が必要ですので,サービス提供までにもう少し時間がかかります。大阪市、西宮市、神戸市の一部ではすでに始まっています。
 提供する事業者としては,電話会社,有線放送会社,電力会社などが予想されます。阪神間は震災のために光ファイバーの敷設工事の進捗は早いと言われてはいますが。関西電力では100MB/sの試験が始まっています。
 提供形態は、自分専用に光ファイバーを引く、マンションに1本引いてその先はLANを組む、電柱から家までの間を無線にし一本の光ファイバーを何人かで共有するなどの方法が取られるでしょう。
 日本のように電話のインフラが整備されていない国ではすでにインターネットのために光ファイバーを設置を進めています。どうせ光ファイバーになるだろう,そのための繋ぎの回線はどれを選べばよいかで選択は悩む所です。

5KB/Sならば,写真が入った50KBのホームページの表示まで10秒かかります。

ブロードバンドとは広帯域という意味ですが、意訳して「大容量高速通信」と解釈すべきでしょう。
料金のしくみ

 契約の前に料金の仕組みを知っておきましょう。
 インターネットに接続するには,大きく分けて二つの料金になります。
 一つは,インターネットに繋がったプロバイダのコンピュータの一部を使わせてもらう料金。(メールを送るためにSMTP「メール配送センター」,メールを受け取るPOP「私書箱」,ホームページを見るためのDNS「案内所」などを利用するからです)
 もうひとつは,プロバイダまでの経路の料金。(普通の電話線の場合は通話料と呼ばれます。そのほかの方式の場合は回線使用料と呼ばれたりします。イーアクセスとかアッカという電話交換局間をつなぐ回線を提供している会社もあります)
 インターネットの契約にともなって,機器の設置や局内の工事が必要な場合は,機器リース料として毎月の料金に加算されたり,初期費用として請求されたりします。
 新しく回線を設置する場合は別に工事費が必要です。マンション等ですでにケーブルテレビを引き込んでいる場合は安くてすみます。
安いコース

 「月400円全部込み」というコースがあります。プロバイダ料,通話料を含んでひと月400円でインターネットが出来るのです。しかし,月1時間を越えた所から追加料金が1分10円(1時間600円)にも跳ね上がるのです。毎日メールを見るだけなら大丈夫でしょうが,ホームページで調べ始めると次の月の料金請求が恐くなります。6時間も超過したならば常時接続の料金より高いということになります。
 超過料金が発生するコースは自分の使用形態に合わせて選ぶ必要があります。契約コースの変更は普通はインターネット上で出来ます。通話料を含まないコースならは月200円(1時間まで)から契約できます。月1時間のインターネットとは、メールでの使用がほとんどという人向きでネットサーフィンは無理と考えた方がいいでしょう。

 安いコースでは,提供するサービスに制限がある場合があります。特にホームページを設ける場合に別料金になることが多いです。
高くてもこれだけ

 常時接続で3980円,ケーブルテレビで6000円,これが常時接続の料金です。これ以外に通話料などの料金が発生することはありません。(別料金のサービスを受ける場合は別ですが)
プロバイダの割引を使おう

 プロバイダによって様々な割引を設けているところがあります。時間帯割引は、回線の混む夜更け(帰宅してからインターネットをする人が多いから)を避けて昼間の利用者を増やすための割引、学生割引などがあります。
インターネット接続サービスのいろいろなコース
ランク コース 通信速度 初期費用 月額接続料 通話料 超過料金
月1時間まで 電話代込み 56〜64KB 380円 込み 10円/分
月1時間まで 基本料金 56〜64KB 200円 別途 5円/分
月1時間まで 接続料 56〜64KB 500円 250円 別途 5円/分
最高3000円
月4時間まで 電話代込み 56〜64KB 1200円 込み 10円/分
月5時間まで 基本料金 56〜64KB 950円 別途 5円/分
月15時間まで 電話代込み 56〜64KB 3600円 込み 10円/分
昼間使い放題 基本料金 56〜64KB 1200円 別途 時間外は
5円/分
使い放題 接続料 56〜64KB 1480円 別途 なし
使い放題 基本料金 56〜64KB 2000円 別途 なし
フレッツISDN 使い放題 64KB 必要 2000円 定額 なし
携帯使い放題 携帯PCカード 8〜64KB 必要 6000円程度 なし
ケーブルテレビ 使い放題 1〜10MB 必要 6000円程度 なし なし
フレッツADSL 使い放題 1.5〜8MB 必要 2200円 定額 なし
ADSL 使い放題 1.5〜8MB 必要 4000円程度 なし なし
FTTH 光ファイバー 100MB 必要 未提供 なし なし
光ファイバー マンションタイプ 10MB 管理組合で 未提供 なし なし
接続サービス会社によって金額が違います。付加サービスは別途料金がかかります。
電話会社によって、受けるサービスによって通話料金に違いがあります。
光ファイバーサービスはごく一部の地域しか提供されていません。
サービス料金は常に変動しています。
初期費用は、工事費、機材買い取り費などです。月額には機材のリース料は含んでいません。
通話料の「別途」はNTTなどへの料金です。3分8.5円(1時間170円)
「接続時間」は接続サービス会社によっては秒単位で累計します。
ちょっと勉強してみます?各種プロバイダーのホームページ。
  ジャパンコムさん(NTT)へGO
  Biglobeさん(各種コース)へGO
  Biglobeさん(ブロードバンド)へGO
  Niftyさん(ブロードバンド)へGO
  Niftyさん(各種コース)へGO
  OCNさん(各種サービス)へGO
  ODNさん(各種サービス)へGO
  DIONさん(各種サービス)へGO
  SO-NET(各種サービス)へGO

こぼればなし

 目の前で見ました。新聞社の写真記者です。デジタルカメラ(それもプロ用の数百万円の)で写真を撮って,パソコンを取り出し,撮った写真を選んで,PHSを繋いで送信し,もう一つ携帯電話を出して「今,写真を二枚送ったから,…」と話しているんです。
 進んでいるなぁと思いましたが,かわいそうに,写真機のセットと,予備のバッテリーと,パソコンのセットと,PHSと携帯電話を持って…ですから,大荷物を抱えてました。

 もうひとつ見ました。公衆電話ボックスの中で携帯電話で話している人を。灰色の公衆電話の上にはパソコンがあり,コードで灰色電話につないでありました。データの送信中なのでしょう。届いたかどうかの確認のために携帯電話で話しているのでした。
申し込み方

 プロバイダの案内は,パソコンショップへ行くと「無料」でCDを配布しています。電話線さえパソコンに繋いであれば,パソコンにCDをセットしていくつかの質問に答えるだけで接続できるようになっています。
 新しく買ったパソコンならば,「一発接続」といったプログラムが入れてあります。
 必要事項を記入して郵便で申し込む方法も取ることができます。
 いずれの方法でもプロバイダ契約をすることができます。

 パソコンリースなどでインターネットの設定をして届けてくれるサービスもあります。指定のプロバイダに加入したり、手間賃を取られたりします。ちょっと詳しい近所の人と一緒に設定をするのが一番いいでしょう。人任せにすると、自分のスキルが向上しません。
電話の割引も使おう

 電話にはいろいろ割引があります。ダイヤルしてインターネットに接続するなら、いつも同じ番号にかけるのですから、番号を指定した割引が使えます。かける時間帯による割引もあります。こちらも研究しておくといいです。
 マイラインが選べるようになって、割引制度は複雑になりました。通信系のプロバイダはマイラインとのセット割引もしていますから、通常の電話代も含めての料金がどうなるかは研究してみないとわかりません。
 ついでに、付加サービスも見ておきましょう。ダイヤルQ2には接続しないというサービスもあります。インターネットに使用する回線用のキャッチホンサービスもあります。